スエージャーの手入れについて
こんにちは、Yです。
今日はスエージャーのお手入れ方法についてお伝えしたいと思います。
(※数年前に書いた記事の再掲載です)
くくり罠はセットを購入しても、
獲物が暴れたりすると各部品が破損し部品の交換などが必要ですよね。
その際に必ず必要になるのがスエージャー等の工具だと思われます。
当店ではワイヤーの製造に販売してるものと同じスウェージャーを使用しています。
作業場では毎日たくさん加工を施すのでベンチタイプの600BBが主になります。
日頃のメンテナンスについて
準備するもの
・パーツクリーナー
・潤滑剤
メンテナンスの方法ですが、
稼動部の特に軸になっているところにはゴミ等が無いように
使用したら毎回清掃して潤滑油を入れます。
また、刃部は一番重要です。
清掃して潤滑油を入れますし、たまには分解して切れ味を確認したりします。
先日お電話いただきましたお客様から
「購入したスエージャーが切れなくなった、ワイヤーがバラバラになる」
とお問い合わせいただきました。
ご自分で分解されたようですが、大変だったろうとお察しいたします。
片側は六角ボルトに芋ネジの打ち込みで、反対側は頭が丸いネジ、
万力か何かで挟まないとネジは回らないし、芋ネジのせいでネジが切れてしまっています。
オマケにネジロック材がたっぷりと(-_-;)
折角分解されたのであれば、切れ味を確認して見てください。
ワイヤーをはさむ ” U ”になった部分の片側はカッターの刃のように
尖っていることを確認できると思います。
その反対側は、意外となめらかになっていないでしょうか?
その状態であれば、少し使い込んできている様に思えますね。
それでも刃が切れにくくなった場合は・・・
一度分解したネジは再度組み込んでも使えないと思います。
元に戻すなら新しいネジを使用された方が良いですね。
ただ、普通にネジとダブルナットで取り付けたとしても、すぐに隙間が開いてしまうと思います。
ネジロック材は必須。可能であればロックナットのようなものを使って、
隙間が開かないようにすることがワイヤーの先端をまっすぐにする秘訣です。
ボルト・ナットを交換する時に必要な工具
弊社でスエージャーを購入していただいた方には、ネジのセットは無償で送らせていただいています。ご注文の際に「切れにくくなったんだけど・・・」と一言おっしゃってください。
弊社でお買い上げになっていない方にも販売させて頂いておりますので、お問い合わせください。
あと、添付品でゲージがついてきていると思います。これがまた大事ですね。
スリーブをカシメた後に確認して見てください。
カシメた部分をゲージに当ててみて、明らかに入らないようなら刃が磨り減っているのかもしれません。
そこまで使われた場合は、新しいものと交換されることをおススメします。