こんにちは。社員のNORIです。
今日もワイヤーについてです。
良くお電話にてお問い合わせ頂く事を中心に…
まずは規格について
6×24という規格がありますが、これは24本の素線(鋼線)をより合わせたもの(ストランドと言います)を繊維芯(ナイロンとか麻とか)を中心に6本合わせて1本にしたものを言います。
繊維芯は表記していませんが、断面図はこんな感じになります。
弊社では、7×24という規格を扱っていますが、これは中心に繊維芯ではなく”ストランド”そのものを入れた商品です。
4ミリの規格で作ってあるので、強さと柔らかさが一緒に感じられるものです。
強さ弱さについて
素線の太さや素材(鋼線 or ステンレス)の関係と中心の芯に何を(鋼線 or 繊維)使っているか?がポイントになりますね。
さらに、あたりまえなのですが 5ミリの線径の方が4ミリより強いです。
ただ、柔らかさ(くくり易さ)を考えると選択肢からは外れそうです。
こちらは、寒冷地の方だったり、より強度を求める方が良く購入されますね。
ちょっと高いですが、ステンレスという選択肢もあります。
ニオイについて
弊社のワイヤーは”油ヌキ”と表記していますが、全く油を使用していないわけではありません。
これは他メーカーさんも同様と考えますが、より合わせる時に若干量の油を使用しています。
しかし、通常の荷役用ワイヤーのように手に油が付くような状態ではありません。
それでも、油のニオイも含めて金属のニオイが気になるという方のいらっしゃいます。
その時は、、、
先日の講習会で猟友会の会長がお話されていましたが、「柿渋とか…自然にあるもので煮ると良い」そうです。
ホームセンターで先日見かけましたので、意外と近くに売っているものなんですね。
光沢を落とすことも含めて、地面に埋めておくという方もいらっしゃいましたが…
ただ、表面のメッキ層がなくなるという事は サビ易い ⇒ 強度低下の原因 となります。
弊社では、推奨しておりません。
どうしてもやってみたい方は、自己責任でお願いします!
ということで、今回はここまでに。。。
※聞いてみたい事がありましたら、コメント欄へ書き込みをお願いします。
こんにちは。社員のNORIです。
今日は、ワイヤーの選び方についてお話したいと思います。
罠の規制として、ワイヤーについては4ミリ以上の直径のものを使用するように指定されていますね。
弊社でも4ミリのワイヤーは、何種類か取り扱っています。
(規格については、後日改めてお話させて頂きます)
ベテランの方であれば、自分のお気に入りと言いますか、同じモノをずっと使われるようです。
さて何を選ぶか?ナゼか? 、、、、、デスね?
ちなみに弊社の仕掛けワイヤーは、より戻しの前後で違う規格のメッキ線ワイヤーを使っています。
前側は7×24と言う強度と柔らかさを重視のワイヤーを、後ろ側は6×19のコスト重視のワイヤーを使っています。
前側が硬いワイヤーですと、バネが開いてワサを縮める時に滑りが悪くなり捕獲の際に障害となります。
しかし衝撃がかかりやすく、切れる要因が多い部分でもありますから、強いワイヤーを使いたいところですね。
対して後ろ側は、使い回しをする事もできるので、硬いだけのワイヤーで良いと考えています。
では、それらの条件を(おおよそ)満たしているワイヤーは? … と良くお問い合わせをいただきます。
メッキ線ワイヤーの6×24です。とお答えしています。
柔らかさ重視で、強さとコストを考えると非常にバランスの良い商品です。
まだまだ、お話したい事はありますが、今日はこの辺りで。
こんにちは。社員のNORIです。
今日はスエージャーのカシメ編です。
スリーブのカシメには必要ですね。是非、正しい番号で作業をしてください。
特にご注意いただきたいのは、4mmのWスリーブについてです。
カタログにも記載していますが、弊社のスリーブは3番の位置でカシメるようにお願いしています。
本来なら4mmワイヤーなので4番でカシメたくなるのですが、弊社のスリーブは3番でお願いします。
刃部に刻印されている番号は、アーム産業社の純正スリーブ(オーバルスリーブ)用のものです。
弊社のスリーブとは、カシメ回数・肉厚共に違います。
詳細は、別の機会にお知らせいたしますが、
オーバルスリーブは4番、弊社のスリーブは3番
でお願いします。
また、カシメた後にゲージプレートが添付されていると思いますので、たまに確認をお願いします。
かなりの回数(何千個くらいですが)カシメた場合は、締め込み量が少なくなってくる場合があります。
刃部がすり減ってしまって、あきらかにゲージプレートから外れてきた場合は、寿命ですので新しい物をお求めください。
こんにちは。社員のNORIです。
少し期間が空いてしまいましたが、今日はスエージャーのメンテナンス編です。
前回のお話の通り、必ずメンテナンスは発生します。
注油も含めて定期的に行うと、長持ちしますよ。
まずは、順序から
①工具を準備します。
上から、ナットについているイモネジを外す為に3mmの六角レンチ。
ナットを外すのと締めるのにスパナとモンキーレンチ。
あとは、最初のネジを外す為にバイスクリップです。
バイスクリップは、最近ではダイソーのような100円ショップでも見かけるようになりましたね。
②イモネジを外します。
二か所ありますので、お忘れないよう。
一か所で安心してナットを外そうとすると、ネジ山をくずしてしまい、二度と外せなくなるかもしれませんのでご注意ください。
③バイスクリップでボルトの頭を挟んで、ナットをモンキーレンチで挟んで外します。
④刃部の内側についている切子をふき取って、グリスを貼付し、ボルト・ナットを締めこみます。
※代替えのボルト・ナットにつきましては、弊社にご相談ください。
また、刃物の交換だったり、上下に付け替える方法は、また後日。
次回は、スエージャーについて ― カシメ編をお伝えしようと思います。
こんにちは。社員のNORIです。
昨日はワイヤーのお話だったので、今日はスエージャーのお話をします。
スリーブのカシメだったり、ワイヤー切断とスエージャーってホントに便利ですよね。
ただ、ワイヤー切断で使っていると、そのうち切れ味が悪くなってきます。
切れた断面から素線がヒョロっと出てきたり、、、、
一概にどれくらい切ったら?という質問には答えられないですが。。。。
弊社でもベンチタイプのスエージャー(600BB)を今年の3月に新品の使用を始めまして、
今月メンテを行うことにしましたので、約半年で切れ味が悪くなったという感じです。
屋内使用で月平均1000本位はワイヤーを切断していましたので、ボチボチかな?
切れ味が悪くなる原因は、
①刃と刃の間にワイヤーのカスが挟まって隙間が広がってくる
②切りすぎて、刃そのものが変形してくる
ように思えます。
①については、使用前に刃の隙間に液状グリスを入れてあげることにより、ワイヤーのカスが刃の間に挟まらないようになります。
※写真のとおり、メーカーさんの注意事項としてシールにも書いてますね。
是非、 注油! をお願いします。
②については、基本的には寿命かもしれません。
ベンチタイプであれば刃を逆にしてあげる(反対側を使う)とまだ使えます。
切れ味が悪くなったな、と感じた時にはメンテナンスをしてあげると、切れ味が復活します!
次回は、そのメンテナンスの方法について。。。
はじめまして。社員のNORIです。
今日は手前味噌ですが、ワイヤーの末端処理についてお話したいと思います。
弊社では、ワイヤーを切断した際にバラけるのを防止するため、2cm程に切った
セロテープを巻いています。
■スリーブにワイヤーが入りにくい。
■バラけたところを毎回切っている。
という方は、是非お試しください。