こんにちは、Yです。
今日はステンレスワイヤーとメッキワイヤーについて、お話したいと思います。
当店の見解も含まれておりますので、細かな部分は参考程度に御覧ください (^o^)
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1.メッキワイヤーとステンレスワイヤーの違い
2.ワイヤーの検証
3.メッキワイヤーとステンレスのメリット・デメリット
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1.メッキワイヤーとステンレスワイヤーの違いについて
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左がステンレス、右がメッキです。多少ステンレスの方が黄色っぽい線になってます(当社比)
素材について(全般)
弊社の芯材につきましては、プラスチックを使用しております。
また、製造上少量の油は使用しますが、港湾用のように麻の芯に油を浸した状態ではないので
油抜きと表記しております。
なぜ、麻なのか?プラスチックなのか?は、また後日と言う事で。
素材について(メッキワイヤー)
素線の硬鋼線の表面に亜鉛をメッキ(コーティング)した素材です。
特徴としてはステンレスワイヤーより引張強度は強いですが、錆びに弱いです。
比較的安価なため、頻繁にワイヤーの交換をする場合に適しています。
素材について(ステンレスワイヤー)
ステンレスは、鉄にクロムとニッケルを混ぜて作られた合金です。
クロムとニッケルは鉄より柔らかく、その柔らかい素材と鉄を混ぜているため、
なめらかで粘りのあるワイヤーに仕上がっています。
お値段はワイヤーメッキに比べると高いですが、錆びにくいため長時間土の中に埋めても変形しにくい素材です。
メッキ vs ステンレスの強さ
切断荷重でみると、メッキワイヤーの方が強いです。
ただ、こちらはあくまで静的荷重の計算値になります。
ベテラン猟師さん曰く、イノシシが暴れてワイヤーがキンクする時には
粘りのあるステンレスワイヤーの方が強かったという話も聞きます。
※獲物が暴れてキンク(捻じれに捻れた)ワイヤー
切断荷重は、あくまでもまっすぐ引っ張った時の強さです。
獲物が暴れてねじ切られる場合では、必ずしもメッキのほうが強いわけではなさそうです。
長時間放置した場合も同じで、メッキワイヤーの方が錆びて切れやすくなります。
2.ワイヤーの検証
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検証1.サビやすさ
メッキワイヤーとステンレスワイヤーを土に埋めて違いを検証してみました。
埋める前
↓
↓
↓
↓
4週間後
メッキワイヤーの方が埋める前より黒ずんできました。
触った感触はゴワゴワして堅いです。
スリーブから抜けた瞬間の瞬発力は固くなったメッキワイヤーの方が
遅く感じました。
検証2.弾力性の検証
万力にワイヤーを固定して、ワイヤー止を先端に付けて弾力性を確かめてみました。
※4週間埋めたワイヤー
ステンレスワイヤーの方が埋める前と変わらずしなりやすいです。
これは、どういう事がというと
獲物がかかった時のワイヤーが締まるスピードに影響が出てきます。
獲物を捉える際は、よりしなやかなワイヤーの方が好ましいです。
錆びてゴワゴワしたメッキワイヤーでは締まる時に、ググッ…と抵抗がかかるので
獲物に逃げられる確率が高くなります。
長時間、罠を水分の多い土の中に設置する場合は、ステンレスワイヤーをおススメしています。
3.メッキワイヤーとステンレスのメリット・デメリット
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メッキワイヤー
メリット
・価格が安い
・強い
長く土中に埋めることがなければメッキワイヤーを使用し、
罠にかかった場合等は必ずワイヤーを交換すると良いです。
ステンレスワイヤー
メリット
・錆びにくいので長時間設置に向いている
・粘りがあるので捻れに強い
ステンレスワイヤーは水を多く含む土の中に設置する場所に向いています。
双方に長所がありますので、お客様自身で適切なワイヤーを選んでください。
ちなみに100Mは多いかも・・・という方には、切売も販売してます(^o^)
ワイヤーに関しては、様々な種類がありますので、当店も色々水面下で検証等しております。
また、ブログで検証結果をご報告したいと思います(*^^*)